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【英語学習7つの誤解】大津由紀雄

2015/11/25
卒論のことを考え、最近の読書はもっぱら英語学関係で、小説等は買ったまま溜まっていく一方です。(オススメしていただいた本は卒論が終わってから読むことになりそうです



さて、本書の筆者は言語の認知科学・言語教育の専門家としてただひとり、文部科学省の「英語教育の在り方に関する有識者会議」の委員となった大津由記紀雄先生。MIT(マサチューセッツ工科大学)大学院ではあのノーム・チョムスキーのもとで学んだ経歴があるそうです。

わたしはチョムスキーすら大学に入るまで知らなかったのですが、言語学の世界では2人とも説明不要なくらいの超有名人だということがわかってきました(←遅い)

大津先生が挙げた誤解は以下の7つ。

1)英語学習には英文法は不要である
2)英語学習は早く始めるほどによい
3)留学すれば英語は確実に身につく
4)英語学習は母語を身につけるのと同じ手順で進めるのが効果的である
5)英語はネイティブから習うのが効果的である
6)英語は外国語の中でもとくに習得しやすい言語である
7)英語学習には理想的な、万人に共通する科学的方法がある

以上はすべて誤解である、というのを研究者の立場から解説し、最後に、筆者が身の回りの「英語の達人たち」に勉強法等をインタビューし、彼らから得た回答が載っています。(ここでは大津先生のコメントがお茶目で、個人的に好き。笑)

本書がすばらしいと思ったのは、メリット・デメリット含めひとつひとつをきちんと吟味して結論にたどりつく点。論の進め方がとてつもなく慎重で、わたしなんかが言うのも失礼ですが「さすが、研究者だなぁ。冷静で客観的で、すごい!」と思いました。

「大津先生の本はわかりやすいのに質がまったく落ちない」と紹介していただいたのですが、確かに、わたしのような英語学のさわりの部分しか知らないような学生でも、よく理解できました。正直、これまで信じていたことや、「子どものころまわりの大人がよく口にしていたこと」もきれいにハッキリ「誤解ですよ」と言われて衝撃を受けた部分もありました。笑

ただ、これだけ中身が濃いのに、絶版になってしまったのがとても残念。
(amazonでは中古で購入できます。)

英語の先生、英文科の学生、幼い子どもに英語を習わせようか迷っている保護者さん、どんな方が読んでも勉強になるんじゃないかなと思いました。

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22:41 読書 | コメント(0) | トラックバック(0)
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